筋肉は適度な負荷を与えてやると、肥大したり筋力が高まったりします。逆に小さな負荷しか課せられないでいると、その小さな負荷に適応してしまい、筋肉は萎縮し筋力も低下してしまいます。
通常、筋力を高めようとする場合は、バーベルやダンベルを使った、筋力トレーニングが行われますが、そのような方法を用いなくても、自分の体重を負荷として用いて運動することによって、かなりなトレーニングが可能です。
大切なのは、日常用いている筋力よりも、やや強い負荷がかかるように、動作を工夫することと、その負荷を徐々に大きくしていくことです。これを漸進的過負荷の原則と言います。
また、行っている動作によって動員される筋群はどこなのかを、正しく認識することです。
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通常基本的には、その動作を行うことによって、およそ10回くらい連続して反復できるように、動作をアレンジしましょう(10RM)。約10回繰り返したら、休息するか、動作を変えます。
動作に合わせて、呼吸を止めずに行うことも重要です。
筋肉を適度に刺激することによって、筋力低下に伴う疾病や障害(腰痛、膝関節痛、怪我等)を防ぐことができます。また、体脂肪率を下げるうえでも、効果的であると言えます。筋力を高める運動も、音楽のカウントに合わせて行うと、正しい動作とテンポで行いやすく、また飽きることなくできるでしょう。
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