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動きのベースを養うスポーツ・エアロビック 6

     
 
     
      ビートに合わせて動きを組み合わせ、構成された運動      
       
     
      
(2分20秒)
◆運動のサマリー◆
基本の運動を発展させ、動きの形(フォーム)を作って、動いてみましょう。

まずポーズをしっかりと決めて、カウントに合わせて動き始めます。動きのタイミングをはずさないように、しっかりと音楽を聞きましょう。

ステップの種類もより多彩になります。

ツー・ステップ、グレープ・バイン、シャッセ、ボックス、バウンス、ヒール・ジャック、ランジ、ジャンピング・ジャック、キック(フロントとサイド)、ヒール・タッチなどのステップが、組み合わされて行われます。
ステップとステップの間のつなぎが巧くいくように、スムーズに行いましょう。

ステップの間に、エアー・ターン(跳び上がって回転する)や床で転がる動き、ポーズなどが入っています。床の上でステップを踏むだけでなく、空中へ跳び上がる、床に降りて動くなど、動いている空間を、十分に使い切りましょう。

ステップを踏みながら移動したり、動きながら身体の向きが変わったりもします。

全部の動きのタイミングが、音楽のリズム(ビート、カウント)にずれないように注意して動きましょう。
 
◆運動の解説◆
スポーツで行われる動きは、その多くが基本の運動が発展して、そのスポーツとしてより専門的に形造られたものです。ここでは、エアロビックとして一般的な、動きのフォームに目を向けて、動いてみましょう。

それぞれの動きには、ステップの種類を中心として、その動きのリズム、動かす(使用する)身体の部位(パーツ)、動きの軌跡、動きの様式、動く空間内での位置や向き等に基づいて、名称が与えられています。

動きのフォームを造って動くためには、まず音楽のリズム(ビート=拍)と同調して動くことを必要条件としたうえで、身体各部の位置関係と、それらが動くタイミングが適切に保たれることが必要です。

また、身体各部が動いていく軌跡や角度も、正しく保たれなくてはいけません。

そのためには、通常よく言われる身体の軸が形成されたり、各関節の筋群の緊張と弛緩が適切であることも、大きなポイントと言えます。

身体を随意的にも不随意的にもコントロールして、優れた運動制御のもとで動きを遂行するには熟練を要し、とぎすまされた運動感覚が養われることが不可欠です。

(竹内 研)
     
     
     
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