スポーツで行われる動きは、その多くが基本の運動が発展して、そのスポーツとしてより専門的に形造られたものです。ここでは、エアロビックとして一般的な、動きのフォームに目を向けて、動いてみましょう。
それぞれの動きには、ステップの種類を中心として、その動きのリズム、動かす(使用する)身体の部位(パーツ)、動きの軌跡、動きの様式、動く空間内での位置や向き等に基づいて、名称が与えられています。
動きのフォームを造って動くためには、まず音楽のリズム(ビート=拍)と同調して動くことを必要条件としたうえで、身体各部の位置関係と、それらが動くタイミングが適切に保たれることが必要です。
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また、身体各部が動いていく軌跡や角度も、正しく保たれなくてはいけません。
そのためには、通常よく言われる身体の軸が形成されたり、各関節の筋群の緊張と弛緩が適切であることも、大きなポイントと言えます。
身体を随意的にも不随意的にもコントロールして、優れた運動制御のもとで動きを遂行するには熟練を要し、とぎすまされた運動感覚が養われることが不可欠です。
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