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動きのベースを養うスポーツ・エアロビック 4

     
 
     
      基本の運動をリズミカルに      
       
     
      
(3分06秒)
◆運動のサマリー◆
前へ、横へ、ぐるっと回る等、色々な歩き方や走り方をしてみましょう。一口に歩く、走るといっても、そのバリエーションは豊富です。日頃なにげなく、歩いたり走ったりしていますが、もう一度それらの動作に目を向けて、見つめ直してみましょう。スムーズに軽やかに歩けて(走れて)いますか。

さらに、歩く、走るの前に、しっかりと立つことも忘れてはいけません。良い姿勢で立つことができなければ、スムーズに次の動きを行いにくくなります。きちんと立ち止まって、しっかりと動きだす、意外と難しいですね。

軽やかに弾む、そして跳ぶ動きが行われています。
弾んだり走ったり(歩いたり)してから、タイミング良くリズムに乗って、跳んでみましょう。そのとき動きの流れが途切れないように、滑らかに行います。全身を巧く使って、上手に弾みそして跳びましょう。

回ったり転がったりする動きも、色々なスポーツでしばしば見られますね。歩いたり着地しながら転がったりと、同時に複数の動きが組み合わさっています。

自分の体を巧く使いこなせるようになるために、縮む、伸びる(引く、押す)といった運動も経験しましょう。

 
◆運動の解説◆
日常動作はもとより、スポーツ動作等に含まれるあらゆる動きを、動きの形態に着目して分類すると、歩く、走る、弾む、跳ぶ、回る、転がる等、基本の運動と呼ばれるものを、その源の形態とする運動に分類することができます。また、静的な姿勢では、立位、座位、臥位等に分類されます。

これらの運動なり姿勢を、より良く行うことができるということは、日常生活においては、より快適に、心身への負担が少なく、健康的に過ごせるのということではないでしょうか。またスポーツでは、高度な技術の習得、正確な技術の遂行、美しい動作の実施等、より優れた運動技能を身につけるための、必要条件と言えるでしょう。
基本の運動の動作は、幼いころより順次発達し獲得されていき、そしてまた、歳と共に衰えていくものです。つまり、私たちのライフ・ステージと深い関係にあるのです。したがって、私たちの発達や老化の目安になります。

基本の運動を見つめ直すことは、私たちの心身の健康や、スポーツの運動技術について考える上で重要であるばかりか、もっと深く広く、私たちの生き方をも反映するとも言える、大変意味深いことだろうと思わます。

ここでも、全身で音楽に浸りきり、一つ一つの動作に意識を集め、自分の身体の世界へと入っていきましょう。多くのものを感じられるはずです。
(竹内 研)
     
     
     
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