自分の体を思い通り巧みに動かすことのできる能力を、コーディネーションと呼びます。これは神経系と筋肉の連関の機能によって左右され、あらゆる運動動作の出来栄えに影響を及ぼします。俗に言う、運動神経が良い・悪いとか器用・不器用、覚えが早い・遅いとかいうのは、このコーディネーションの善し悪しと関係しています。
その内容ですが、動きの協応性、敏捷性、巧緻性、平衡性等が含まれます。つまり、全身の動きの一体感であるとか、俊敏な動き、複雑な動きを巧みにこなす、バランスの良さ等といった、いわゆる巧い動き、美しい動きのベースとなるものです。
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また、角度を変えて述べれば、リズミカルな動き、スムーズな体重移動、あらゆる態勢での重心の保持、ショックの緩衝能、スピーディーな動きの流動性、動きの素早い転換等の能力につながるものです。
このコーディネーションは、あらゆるスポーツのベースとなって、そのスポーツの上達を決定づけるとさえ言われており、また私たちがいくつになっても自分の体を自分の思うままに動かし、日常生活の動作に困らないためにも、必要な身体の機能なのです。
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