2003年12月31日(水曜日) |
マンチェスター・ユナイテッド所属のイングランド代表であるポール・スコールズが、最近のフットボール専門誌のインタビューで、来年のヨーロッパ選手権の優勝候補を聞かれてフランスをあげ、その際に、フランスが2002年のワールドカップで不振に終わったのはワールドカップを開催してはいけない愚かな国での一時的なことに過ぎない、と発言したそうだ。(They didn't do so well at the World Cup,but that was just a blip in a stupid country where the World Cup should never have been played.) この発言を目にして、昨年のワールドカップでフランスがプレーした(フランスの入ったグループリーグの試合が行われた)国のネチズンが反発しているとか。
プロジェクトのメンバー会社に対して、あるいは外部のスタッフに対して、敬意ある態度や物言いができないようでは、誰であろうとも気持ちよく仕事などできるはずがない。 相手を「外注」と思おうと「下請け」と思おうと、それは自由かもしれない。だが、少なくとも相手を「パートナー」として認め敬意を払い、相手の存在がなければ自分の仕事も成立しないのだということを認識できない所には、何の生産的・有機的な営みは発生しえまい。 さらに、「パートナー」が仕事をしやすいコミュニケーションや働きかけをすること、「パートナー」が気持ちよく力量を発揮したりクリエイティブ作業を営むことができる環境づくりすることも非常に重要。「パートナー」が担当している業務について、その性質や進み方(進行の仕方)を理解することも必要。 そのためには本来は、「パートナー」の仕事のことを知っていることが必要なのだが、仮にそうした知識や経験が不足していても、普通に仕事ができるならば、ある一定以上の振る舞いは十分可能なはず。相手を「パートナー」と見なす意識があるならば。 私の経験からしても、仮にキャリアが未熟でも、「パートナー」に対する敬意や配慮があるならば、キャリア不足は一定以上補うことが可能だったと思う。 |
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