2001年06月29日(金曜日) |
本当は2002年のワールドカップKOREA/JAPANの会場として計画され、その後他目的スタジアムへと計画変更された札幌ドームで、プロ野球の試合が開催された。 7月1日には、サッカー日本代表の国際Aマッチが開催される。
実はこの札幌ドーム、サッカー開催時の方が、野球開催時よりも、客席数が多くなるのだ。 なのに、プロ野球の試合の主催者発表の観客数は、サッカー開催時の客席数の数字。サッカー日本代表の試合は満員間違いないので、その観客数に劣ることは、きっと許せないのだろう。 もっとも、サッカーの場合、Jリーグも代表の試合も実数発表なので、たとえ、ぎっしり満員でも、チケットを持っていない観客数はカウントしない。だから、どう見てもぎっしり満員なのに、発表された数字がスタジアムキャパ(客席数)にまで到達しないことがある。 プロ野球も、もうそろそろ、それくらいフェアにやるべきだ。 何しろ、水増し発表どころか、スタジアムキャパよりもはるかに多い数字を「本日の観衆」として発表し続けているのだから。 その神経が理解できない。 もう、そんなのは時代遅れであることに、まだ気づかないのだろうか。 また、従来のマスメディアも、そんな数字を活字にして掲載する必要はないはずだ。 もし、どうしても掲載するとしたら、「主催者発表」とカッコ書きを添えるのが、せめてもの筋というものだろう。 (従来のマスメディアについては、なぜか、格闘技系の興行については、主催者発表をそのまま掲載しないで、わざわざ「約○万人」と掲載したり、プロ野球以外のスポーツについては観客数を掲載しなかったり、その辺りの流儀が、なんとも理解できない。)
「日本の悪い所を全部引きずっているね。」 ある人がそう言った。 |
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